食べやすい肝油ドロップ
肝油ドロップとは、サメ肝臓から抽出された肝油を食べやすくドロップ化したものです。
肝油が商品化されたのは1884年ですが、当初は肝臓から抽出されたエキスのまま販売されていました。
しかし、肝油は非常に酸化しやすく、空気に触れると品質が劣化してしまう上、液状のままだと生臭くて飲みにくいという欠点がありました。
そんな肝油の不満点を解消するために作られたのが肝油ドロップです。
肝油ドロップを開発したのは現在の河合製薬で、1911年に肝油成分を長期的に安定化する技術を生み出し、肝油のドロップ化に成功しました。
この日本初の肝油ドロップは『ミツワ肝油ドロップス(現在はカワイ肝油ドロップ)』と命名。
肝油の酸化を防いで品質の劣化を防げるほか、甘くて食べやすいという特徴があることから、発売後100年が経過する現在にいたるまで、老若男女問わず幅広い層から親しまれています。
肝油の成分を安定化する技術はやがて日本国内に伝わり、現在はソフトカプセルに肝油を封入した肝油サプリメントなど、飲みやすさや利便性、品質の高さにこだわった商品が開発・販売されています。